3月7日(木)・8日(金)の一泊二日で2年次の学生が年度末合宿を行いました。一泊二日という短い期間でしたが、紙漉きの体験や美術館の見学、自然のスケッチなど内容の濃い二日間でした。
1日目
午後、宿泊場所となる国立女性教育会館に到着した学生は、各々道具を持って敷地内でスケッチ。合宿の数日前から気温が上昇したため、紅梅と白梅が綺麗に咲いていました。夕食後、三年次のカリキュラム内容と就職活動に向けて山野先生、ヤマザキ先生からお話がありました。
2日目
午前中は「久保昌太郎和紙工房」にて、紙漉きを体験しました。1300年前に生まれたといわれる小川和紙の材料から製法に至るまで親切に説明していただきました。体験後は、和紙の販売店でお買い物をして、昼食。
午後は「丸木美術館」へ。丸木位里・俊夫妻が制作した「原爆の図」の説明を学芸員の方から受けたあと、夫妻のアトリエなどを見学しました。美術館の横には都幾川が穏やかに流れています。その川の流れる風景は丸木位里の故郷である広島・太田川の風景によく似ており、夫妻が美術館をこの地に建てようと決めた所以でもあります。その川と時の流れの穏やかさを感じながら学生たちはスケッチを行いました。
大人数で同じ時間を過ごし、語り合う。グループワークを大事にするヒーリング表現領域らしい合宿となりました。