9月17日(火)~18日(水)の1泊2日で3年次絵本制作演習を履修している19名が、安曇野の「絵本美術館 森のおうち」で合宿をしました。台風の影響で1泊減ってしまった合宿でしたが、お天気も良く、青空と田んぼ、森、美しい水に恵まれた地で絵本について考え、思い切り語りあった内容の濃い充実した2日間でした。
1日目:午後到着後、いせひでこ先生の絵本原画展を見学しました。見学後は、ギャラリースペースと実際の展覧会会場で感想を述べ合い、ディスカッションをしました。
その後美術館の外へ飛び出し、思い思いの場所でスケッチをしました。夜は、柳田邦男氏による「本当の癒しと絵本のちから」についてギャラリートークをしていただきました。本当の癒しとは何か、絵本は癒しにどのように関わるのかなど、先生の体験談も含めて話をしていただき、その言葉一つ一つが学生の心に響いているようでした。最後に、いせひでこ先生にスケッチの講評会をしていただきました。自然の中でスケッチをして感じた事や気づいたことを述べ、一人一人丁寧に講評をしていただきました。
2日目:朝から周辺の林でスケッチ。その後「絵本美術館 森のおうち」を出発し「大王わさび農場」という日本最大規模のわさび園に移動しました。
園内を散策しながら絵本美術館周辺の林とは違う種類の植物や木々をスケッチしました。
最後に2日間で描いたスケッチの講評をいせ先生にしていただきました。
短い時間で描いたスケッチでしたが、それぞれの思いが表れた作品に仕上がっており、東京とは違う安曇野の大自然と、絵本美術館、わさび農園の方たちの暖かさに触れ、帰路につきました。