2014年3月24日(月)〜27日(木)にイタリアのボローニャで開催されたBologna Children’s Book Fairに女子美のブースを出展し、ヒーリング表現領域学生の絵本を出品しました。
Bologna Children’s Book Fairは今年51回目を迎える世界最大規模の児童書の見本市です。50年以上に渡り子供のための絵本、イラストレーション、物語、翻訳を中心に各国出版社のビジネスの場となっています。2014年度は世界74カ国から約1200団体が展示ブース出展をしました。
女子美のブースではヒーリング表現領域学生の絵本の他、メディア表現領域の電子絵本、大学院ファッション造形のコンセプチュアルな絵本を展示しました。
どの絵本も授業での課題作品の完成度を上げた作品でした。ヒーリングの学生作品の絵本はほとんどがボローニャを目指して課題の製本の手直しや作り直し、あるいは原画のままだったものを出力製本して完成させた絵本です。卒業生の出版された絵本も出展しました。
女子美ブースの棚に並べられたヒーリング表現領域の合計32冊の絵本は、世界各国の皆さんが手にとって見て下さり、とても良い評価をいただきました。翻訳出版したいという出版社の申し出や、購入したいという問い合わせもあり、手応えのある出展でした。
Bologna Children’s Book Fairはプロフェッショナル対象の見本市です。今後ヒーリング表現領域の学生の作品が実際に出版されたり、絵本作家が出てくることが楽しみです。
Illustrators Café:メインイベント広場のステージでは
開会式、国際絵本原画展などの授賞式、トークショウなど様々なイベントが行われていました。
これは小さなノーベル賞といわれている国際アンデルセン賞受賞者の発表会の写真です。作家賞は日本人女性が受賞しました。
BOLOGNA RAGAZZI AWARD受賞作品の展示風景。
ラガッツィ賞は各部門があり、フィクション、ノンフィクション部門では過去2年間に出版された絵本のなかよりエディトリアル・デザインあるいはグラフィック・デザインの観点で斬新かつ優れた児童図書に贈られます。
Leave your post:イラストレーターや絵本作家たちが売り込みのために
メッセージや連絡先、作品紹介などを自由にピンナップするスペース。
熱気であふれていました。
Bologna Children’s Book Fairでは今年から新しいイベントの
“Week of Children’s Books and Cultural Activities : Don’t Tell the Grown-Ups”が開催されました。
専門家対象のBook Fairとは異なり一般の読者が対象でした。
会場のホール33内には計約25,000冊を揃えた書店が設置され、絵本の原画展や様々なイベント、ワークショップが開かれ、親子連れを始めとして大勢の人々で賑わっていました。
このイベント会場内で開催されたイラストレーション展に
大学院ヒーリング造形2年(当時)の鶴丸祐子さんの絵本原画が展示されました。
国際絵本原画展に応募して惜しくも入選は逃しましたが
中央に飾られているモノクロームの木のイラストが選ばれ展示依頼されたものです。