11月25日から6週間の授業で2種類のワークショップ、オープンキャンパスのためのワークショップ(以下、OCワークショップ)と竹をつかった、サウンドとアートのワークショップ(以下、竹ワークショップ)を企画、実施しました。
OCワークショップ(指導:リンダ・デニス先生、鈴木理恵子)
社会の問題が生まれる背景の一つに、立場の違う人たちが話し合い理解しあうことの難しさがあげられます。それは、端的に言えば、心の壁が遮っているから。アート活動を通して、それを乗り越えてゆこうという動きが世界的に見られます。
大学生にとって一番身近な社会である大学を舞台に、立場の違う人たちが出会う場として、オープンキャンパスを取り上げました。
受験生、ご両親、そして、在校生。アートを使って彼らの心のバリアをどう取り除いてゆくのか。そして、受験生の「不安でいっぱい」の気持ちから、ほかの受験生や大学生と話をしてみよう、女子美やヒーリングの良さをもっと知りたい、この大学に入学したいという「希望に輝く」気持ちにどう変えてゆくのか。これがワークショップの目的です。条件として、長さは45分間。主な素材は紙に限定しました。6チームに分かれて企画し、あるチームのワークショップ実施には他の2チームが受験生や親を演じながら参加し、残りの3チームが評価するという方法とし、コンペティション形式で結果発表を行いました。
1位に選ばれたワークショップは来年度のオープンキャンパスで開催されますので、ぜひ参加し、実際の心の変化を体験してください。
竹ワークショップ (指導:松本秋則先生)
竹の特性を引き出し、工具の使い方を学びながら、ひとりひとりがつくることを楽しみ、産まれた音をみんなで紡いで、皆で遊ぶことを創造する、そのような経験や時間の豊かさを実感できるワークショップを作り上げました。
全員参加によるパフォーマンスを1月に行われたアート・デザイン表現学科合同プレゼンテーション大会で、教員、学生全員の前で披露する予定です。