3年 プロジェクト&コラボレーション(ライブアート開発) 2014

NEWS, 授業ナウ, 3年.

障がいや病気の有無を超え、お互いへの理解の糸口をつくりだす「アートのつかい方」を理解することを目的に、宮城県気仙沼のNPO法人ネットワークオレンジさんで、障害のある方々とのアートアクティビティーを実施し、築地の国立がん研究センターカフェテリアでは、シンガーソングライター丸山茂樹さんと、音楽とアートのライブアートを行いました。3年生9名と大学院生2名が5週間で取り組みました。

<写真:びりびりぺったんハプニングPart 2>


6月6日、2回目の訪問となったネットワークオレンジさんでは、梅雨期に合わせたアクティビティー「びりびりぺったんハプニングPart2」を行いました。様々な障害の度合いや役割、所属の別なく、みんなが色と光と影を追いかけて混じり会っているうちに不思議な作品が出来上がっていきました。いつの間にか打ち解けてきて、アートのもたらす力を実感できました。作品は、東北マルシェで飾って頂けるとのことです。

<写真:国立がん研究センターでのライブアート実施>


 6月15日には、Hi5projectの持田さんによるコーディネートで丸山さんとのコラボレーションが実現しました。入院生活をイメージさせる「懐中電灯」も、視点を変えればアートになり得ます。演奏に合わせてのハンドライトライブパフォーマンス、続いて観客の方々にも参加して頂いて、全員で音と光を通した温かくダイナミックな交流(パフォーマンス)をうみだしました。その「場」に立ち上る「ライブ」な雰囲気はとても印象的です。明日手術を控えた患者さまから、病院でこのような(演奏やアートに触れる)機会があることは大変良い、気持ちが安らぐとのお言葉をいただき、メンバーの励みになりました。一人一人が自分の役割を見つけて、人のために役に立つ、というチームワークの基本と信頼関係を築けたことが、成功の秘訣となったと言えます。