3年 絵本制作演習 絵本美術館 森のおうち合宿2015

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9月14日(月)〜16日(水)の2泊3日で3年次絵本制作演習を履修している16名が、安曇野の「絵本美術館 森のおうち」で合宿を行いました。この絵本美術館では客員教授のいせひでこ先生の原画展が毎年開催されています。今年も3日間天候に恵まれて、日中は絵本美術館周辺の森でスケッチを。夜はいせひでこ先生によるスケッチの講評会やノンフィクション作家の柳田邦男氏の特別講演など、内容の濃い3日間を過ごしました。

 

1日目:昼過ぎに絵本美術館 森のおうちに到着後、いせひでこ先生の「森のおうちの森」展 を見学しました。展示室でいせ先生から直接制作の過程やそのときの思いなど、おはなししていただきながら、原画やタブローをじっくりと鑑賞することができました。その後は美術館の外へ飛び出し、思い思いの場所でスケッチをしました。

 

夕食をいただいた後、思いがけず絵本美術館館長の読み聞かせと地質学者の酒井潤一氏のお話「森のおうちの森(アカマツ林)〜里山の生い立ちは?」をレクチャーしていただき森を一層深く感じることができました。その後はこの日に描いたスケッチの発表と講評、ディスカッションを行い、それぞれが一日で発見したことや思ったことを共有しました。

 

絵本美術館「森のおうちの森」展

 

絵本美術館周辺の森でスケッチ

 

1日目のスケッチ講評会

 

2日目:朝から森のおうちにほど近い、沢がせせらぐ森の散策路周辺でスケッチ。ランチをいただいたあとも、引き続き、森や沢でスケッチを続けました。

スケッチの後は絵本美術館のカフェにて、いせひでこ先生とノンフィクション作家の柳田邦男氏に「子どもの心の発達と人間形成〜社会と大人のなすべきこと」と題しご講演をいただき、絵本がいかに子どもの心の成長に大きな役割を果たすのか、ご自身が見聞きしてきた経験を交えて、心に響くお話しをしていただきました。

夕食後は、いせひでこ先生にスケッチの講評会をしていただきました。自然の中でスケッチをして感じた事や気づいたことを述べ、一人一人の発表に丁寧に講評をしていただきました。

 

沢のほとりでスケッチ

 

いせひでこ先生、柳田邦男氏による講演

 

3日目:合宿最終日、引き続き思い思いの場所でスケッチを行いました。森の中でそれぞれ多くの発見があったようです。あっという間の3日間を終え、東京への帰路につきました。

 

引き続き沢でスケッチ

 

スケッチをしていた森の前で集合写真