3年生後期、最後の授業はアートプロデュース表現領域と合同で開講する「ヒーリング・アートプロジェクト演習」です。
現代社会において、アートとデザインが社会とどのような形で関わるのかを、ヒーリング・アート(癒しの芸術)を通して考え、公共空間におけるヒーリング・アートの様々な可能性を探り、その実践の方法について模索しました。
2017年度は学内の図書館、都内の病院と特別支援学校の3つに分かれて、実際の公共施設に協力いただき、現場見学、スタッフへのプレゼンテーションや意見交換などを繰り返して企画・制作が進行されました。
ヒーリングという観点から、公共空間におけるアートやデザインの様々な可能性を探り、また、それをどう実践していけば良いのか、その方法について模索し企画を立て実施していきます。心身障害児総合医療療育センターと連携し見学会と協議を踏まえて、中庭とその付近の窓、本館3階窓、2病棟柱と天井、外来プレイルームを企画し施工しました。
利用者とその保護者や職員の方の気分転換になることや、利用者のリハビリ目標になるようなストーリーを組み入れながら提案しました。施工中の作業を見守っていた子どもたちからの意見や感想をもらうことができ、一緒に作っていけたという達成感に結びつきました。
〈授業風景〉
〈学生作品〉
中庭に置いた妖精と風車、その付近の廊下大窓への装飾
本館3階窓への装飾
2病棟柱と天井への装飾
外来プレイルームの大きなイラスト壁画装飾
*この授業はヒーリング表現領域とアートプロデュース表現領域の3年生合同で行われた授業です。