9月23日(月)〜25日(水)の2泊3日で3年次絵本制作演習を履修している17名が、安曇野の「絵本美術館 森のおうち」で合宿を行いました。この絵本美術館では客員教授のいせひでこ先生の原画展が毎年開催されています。お天気にも恵まれ、気持ちよく森の中でスケッチをすることができました。野外での実習の後は、いせひでこ先生によるスケッチの講評会や、柳田邦男先生の特別講義、地質学者の酒井潤一さんの特別講演などが続き、内容の濃い3日間を過ごしました。
1日目:昼過ぎに絵本美術館 森のおうちに到着後、いせひでこ先生の絵本原画展「〜パリ青春彷徨、絵描きへの序章〜そしていま」を見学し、ギャラリートークをしていただきました。いせ先生から直接制作の過程や画材、作品への思いなど、おはなししていただきながら、原画をじっくりと鑑賞しました。その後地質学者酒井潤一氏より「森のおうちのー森の生い立ち物語ー」と題して森のおうち周辺の地質についてレクチャーしていただき、スケッチする森の背景を深く理解することができました。レクチャー後、美術館周辺の森を散策・スケッチをしました。夕食後はこの日に森で感じたことなど、それぞれが一日の中で発見したことや感じたことのディスカッションを行い、共有しました。
<1日目:絵本原画展「〜パリ青春彷徨、絵描きへの序章〜そしていま」見学>
<1日目:地質学者 酒井潤一氏のお話>
<1日目:絵本美術館周辺の森散策・スケッチ>
<1日目:スケッチ講評会>
2日目:朝食の後、森のおうちに近い、沢沿いの散策路周辺でスケッチ。ランチ後も、引き続き、森や沢でスケッチを続けました。1日目の森の生い立ちのお話を思い出しながら、森をよく観察しスケッチしました。夕方にはノンフィクション作家の柳田邦男先生の講演を聞きました。夕食後は、いせひでこ先生にスケッチの講評をしていただき、自然の中でスケッチをして感じた事や気づいたことを発表しました。そこから、今後の絵本のテーマ設定につなげるディスカッションを行いました。
<2日目:森のおうち近くの沢でスケッチ>
<2日目:ノンフィクション作家 柳田邦男先生の講演>
<2日目:スケッチ講評会>
3日目:合宿最終日、引き続き思い思いの場所でスケッチを行いました。森の中でそれぞれ多くの発見があり、絵本制作のインスピレーションを得ることができました。あっという間の3日間を終え、東京への帰路につきました。
<3日目:引き続き森でスケッチ>
<最後に森のおうちの前で集合写真>