3年 アート・デザイン表現演習Ⅱ「コラージュによるイラスト表現から、大型プリンターを使ったタペストリーへの展開」2021

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新学期はアート・デザイン表現学科4領域が全部で11講座を立ち上げ、その中から選択をする形式の授業で始まります。学生たちは、他の領域の学生たちと共に、希望する講座に臨みました。
ヒーリング表現領域が担当する授業のひとつである「コラージュによるイラスト表現から、大型プリンターを使ったタペストリーへの展開」では、コラージュ技法の習得や大型プリンターでのタペストリーへの展開の体験を目的としてます。

まず、できる限り多くの紙を彩色して「素材」を制作し、構図を練って、自分が表現したい動物が引き立つ画面構成を考えました。それから色の明度や模様の密度を考慮しながらA3サイズのイラストボードにコラージュ技法を用いて動物のイラストレーションを制作しました。それらをスキャンし、Adobe Photoshopを使用して調整し、デジタルデータ化します。大型プリンターを使って、動物のイラストレーションを約4倍(914×1300mm)に拡大し、布地(防炎マットクロス)に出力してタペストリーに仕上げました。

これらの作品は、例えば、入院中でどこにも出かけられない子どもたちにむけて、病院内の移動動物園として展示されることを想定しています。

(感染対策のため、オンライン受講希望者には対面での授業を配信するハイブリット対応を実施しました。)

<授業風景>

紙に彩色して制作した「素材」

イラストボードにコラージュ

大型プリンターで出力したタペストリー

<学生作品>