文部科学省は、来省される方々に向けた最先端かつ最新の情報発信の場として、新庁舎(東館)2階のエントランスにて、様々な企画展示を実施しています。
文部科学省が全国公募した、『文部科学省における大学・研究機関等との共同企画広報-エントランス企画展示-』平成28年から29年の展示には、全国の応募の中から本学を含め、国立大学16件、国立研究機構6件、私立大学2件の計24件が採択されました。
女子美術大学では1992年から、病院の小児病棟を中心に、医療現場におけるアートの設置による、心の安らぐ空間づくりを目的としたヒーリング・アート(癒しの芸術)プロジェクトに取組んできました。病院の白く無機質な環境を、アートによって心のケアにつながる環境に改善して行きたいというコンセプトで始めたプロジェクトです。
これまで、首都圏を中心として約40箇所の医療・福祉施設において学生の共同制作によるヒーリング・アートプロジェクトに取組んで来ました。
また、小児病棟のキャラクターデザインも行っており、病院で入院生活を送っている小児患者に親しまれる存在となる様な、オリジナルキャラクターのデザインとグッズへの展開方法についても提案しています。
本展示では、これ迄に医療施設で実施したヒーリング・アートプロジェクトの事例、小児病棟で展開する小児科オリジナルキャラクターデザインの事例を紹介致します。
<展示期間>
平成28年9月1日(木)〜平成28年10月24日(月)
10:00〜18:00まで ※土曜・日曜・祭日は休み
<展示場所>
文部科学省 東館2階 エントランス
<テーマ>
ヒーリング・アートプロジェクトの実践 〜アートによる医療環境の改善を目指して〜
<主な展示物>
バナー展示
・女子美術大学ヒーリング・アートプロジェクトの事例紹介
・デジタル技術によるヒーリング・アートの表現の広がり
・デコラティブアートを使ったヒーリング・アート
・小児病棟のキャラクターデザイン事例紹介
展示台
・冊子 ヒーリング・アートプロジェクト制作の記録
・冊子 Omodocアートによる被災地支援プロジェクト
・冊子 医療現場のArt and Health –国内の実態解明を目指した実践的研究-
・パンフレット Healing Art Project
・パンフレット PICTURE BOOK CREATION PROGRAM