3年 絵本制作演習 絵本美術館 森のおうち合宿2016

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9月12日(月)〜14日(水)の2泊3日で3年次絵本制作演習を履修している20名が、安曇野の「絵本美術館 森のおうち」で合宿を行いました。この絵本美術館では客員教授のいせひでこ先生の原画展が毎年開催されています。合宿初日は雨模様でしたが、2日目、3日目は天気が回復し、3日間の合宿で様々な森の表情を見ることができました。夜はいせひでこ先生によるスケッチの講評会やノンフィクション作家の柳田邦男氏の特別講演など、毎日内容の濃い3日間を過ごしました。

 

1日目:昼過ぎに絵本美術館 森のおうちに到着後、いせひでこ先生の絵本原画展「子どもたちよ 子どもたちよ」を見学しました。展示室でいせ先生から直接制作の過程やそのときの思いなど、おはなししていただきながら、原画やタブローをじっくりと鑑賞しました。その後は美術館の外へ飛び出し、雨の森を散策したり、思い思いの場所でスケッチをしました。夕食後はこの日に描いたスケッチの発表と講評、ディスカッションを行い、それぞれが一日で発見したことや思ったことを共有しました。

 

絵本原画展「子どもたちよ 子どもたちよ」見学

 

絵本美術館周辺の森散策&スケッチ

 

1日目のスケッチ講評会

 

2日目:朝食の後、絵本美術館館長の酒井倫子さんから絵本美術館の成り立ちをお話いただきました。その後、地質学者の酒井潤一氏から「森のおうちのアカマツ林 –その生い立ち-」と題して森のおうち周辺の地勢をレクチャーしていただき、スケッチする森の背景を深く理解することができました。レクチャーの後は森のおうちに近い、沢沿いの散策路周辺でスケッチ。ランチ後も、引き続き、森や沢でスケッチを続けました。

スケッチの後は絵本美術館のカフェにて、いせひでこ先生とノンフィクション作家の柳田邦男氏のご講演を聴講し、絵本がいかに子どもの心の成長に大きな役割を果たすのか、ご自身が見聞きしてきた経験を交えて、心に響くお話しをしていただきました。

夕食後は、いせひでこ先生にスケッチの講評をしていただき、自然の中でスケッチをして感じた事や気づいたことを発表しました。そこから、今後の絵本のテーマ設定につなげるディスカッションを行いました。

 

森のおうち館長 酒井倫子さん、地質学者 酒井潤一さんのお話

 

森のおうち近くの沢でスケッチ

 

いせひでこ先生、柳田邦男氏による講演

 

3日目:合宿最終日、引き続き思い思いの場所でスケッチを行いました。森の中でそれぞれ多くの発見があり、絵本制作のインスピレーションを得ることができました。あっという間の3日間を終え、東京への帰路につきました。

 

引き続き沢でスケッチ

 

最後に森のおうちの前で集合写真