2年次「壁画技法演習」は1年次の「素材表現演習A(平面表現)」で学んだ技法を元に、更に素材表現を追求したり、実際に壁画を制作し設置する授業です。
まず演習として、アクリル絵具と様々な種類の刷毛や海綿を使用し、鉄さび・青銅の表現、ステンシル技法を学びました。
実技の演習と合わせて、壁画制作において重要なパースペクティブ(透視図法)の講義も行いました。
最終課題では、個人制作またはグループ制作を各自選択しました。
個人制作では1,2年次で学んだいずれかの技法を使って、自由な発想で作品を制作しました。
グループ制作では、大学からの依頼により、杉並キャンパス2号館B1階 カフェテリア内の約8m×1.4mの壁面を制作しました。今年度は100号キャンバス4枚綴りとして、女子美生の1日を表現した「Life」というタイトルの作品と、美大らしい個性的な色彩で大樹を描いた「キニナルキ」という2種類の作品を完成させました。デザインコンセプトを考えるところから始まり、原画を制作し、実際の制作を行いました。
1,2年次で学んだ壁画技法やコンセプトを考え、実際に大きな画面に制作するという経験が3年次の選択授業「壁画制作演習」で活かされます。
完成作品
「Life」
「キニナルキ」
授業の様子