2年次最初の授業はアート・デザイン表現学科合同授業「アート・デザイン表現演習Ⅰ」です。グループワークによる企画構想力とコミュニケーション力、そしてプレゼンテーション力を培う授業となっています。
4領域の2年生 約200名が4クラス40チームに分かれ、女子美のキャンパスがある杉並区と連携し、アートとデザインの力で地域の問題を解決する方法を考え提案しました。
各クラス上位3チームが選抜され、そこからさらに優勝をめざし企画を練っていきます。実際に区内の街へリサーチに出かけるなどして、学生自らの視点から杉並区での新しい発見などを見出していきました。
そこからブレーンストーミングによるアイディア拡散とマインドマップなどによるアイディアの集約作業をしながら、企画を作りあげて行きます。
企画内容の充実はもちろん、その企画をわかりやすく伝えることも重視しプレゼンテーション資料や演出にもこだわりを持って制作を行いました。
最終日には杉並区の職員の方々をお招きし、優勝候補の12グループが発表を行いました。女子美生らしいクリエイティブな企画に賞賛の声が上がるとともに上位3チームと杉並区職員の方から「なみすけ賞」のチームへ賞状が手渡されました。
4領域合同で振り分けられた今回のグループワークでの授業は、アート・デザイン表現学科2年生にとって初めての授業となりました。グループの中には、初めて話をしたという学生同士も多かったようでした。
そこから協力し1つの企画を作りあげるためには、まず自分の考えをきちんと発表する必要があります。役割分担をしつつ、仲間をフォローしながら進めていく中で、コミュニケーション能力や強調性が大きく育つ授業となりました。
授業の様子
本番のプレゼンテーションの様子