学生作品 STUDENT WORKS
女子美術大学

<<2013年度作品はこちら ┃ 2012年度作品

3年次

3年次アート・デザイン表現演習Ⅱ
「コラージュによるイラスト表現から、大型プリンターを使ったタペストリーへの展開」2012

手描きによるアナログ表現からデジタル表現への変換を習得し、イラストレーションから空間演出につながるヒーリング作品を制作
  3年次アート・デザイン表現演習Ⅱ
「ぬいぐるみ作りの基本を学ぶ」2012

職業としてのぬいぐるみ作りが置かれている現状から、布を使った立体で、今後仕事として成り立つ可能性のある分野を探る

アート・デザイン表現学科の共通選択実技として、絵具彩色した紙を素材に、コラージュ技法を用いて動物のイラストを表現し、それをPhotoshopでデジタルデータ化。大型プリンターを使用して、布地(防炎マットクロス)に動物イラストを出力し、タペストリーに仕上げました。

基本的な制作過程を実習し、そこから立体を展開図(型紙)に起こす方法を学んで、玉子とフクロウを数体制作しました。彩色も施し、それぞれのぬいぐるみのストーリーを思い描き、レイアウトによって出来上がってくる世界観を作り上げました。

3年次形態表現演習 立体制作 2012
「"おもい(想い・思い)"を包むパッケージ」

中身の魅力を伝えるために重要な役割をもつパッケージを、社会における様々な在りようから多角的に理解したうえで、紙器をベースにしたパッケージの制作を学ぶ
  3年次キャラクター制作演習 2012
がん・感染症センター都立駒込病院小児病棟から依頼を受けて、医療スタッフや患者さんらの意見を伺いながら、小児病棟のオリジナルキャラクターを制作

「ある贈り物」をする場面を想定し、相手に対する「おもい」が具体的に目に見える「かたち」を、ヒーリングアートの視点からパッケージとして制作しました。また、立体構造を平面素材から立ち上げ、空間を構成することも学びました。

病院の小児病棟に必要なキャラクター、入院生活を送る小児患者に親しまれる存在となるための展開を考えながら、キャラクターデザインとその世界観を提案しました。

3年次壁画制作演習 2012
ヒーリング・アートプロジェクト「窓からの風景」

壁画制作演習では実際の病院の新設工事に伴うヒーリング・アートプロジェクトを通し、壁画の共同制作と壁画が施された環境について学ぶ
  3年次子どもの道具デザイン演習A
(ぬいぐるみ制作)2012
エンドユーザー(受取り手)の希望するものを作る

ユーザーの希望を組み取り、平面の作画からの型起こしによる、ぬいぐるみの制作方法を学ぶ

現在建設中の都内医療センターの依頼を受けて、リハビリテーションフロアに設置するヒーリング・アート作品を授業内で制作しました。
原画案制作から2度のプレゼンテーションで意見交換、打合せを行い、現場スタッフとの連携で本制作まで進行しました。

作り手とエンドユーザー(受取り手)の関係を作り、二人一組で相手の欲しいものを制作しました。
ユーザーへの取材を元に、アイディアスケッチなどの作画から型起こしを行い、思考錯誤を重ねながら、お互いが希望する形へとぬいぐるみを考えました。

3年次子どもの道具デザイン演習B
(玩具のデザイン)2012
「転がるおもちゃ、転がすおもちゃ」

リサーチから導き出す方法と、素材や動きのおもしろさなどから考える方法を通して、オリジナリティのあるおもしろいアイディアと美しさを備えたおもちゃのデザインを学ぶ
   

「転がるおもちゃ、転がすおもちゃ」をテーマに、素材は木材を主として、ただ転がるだけでなく、木と木があたって音がしたり、車輪がぴょこぴょこ動いたり、という仕掛けのあるおもちゃを制作しました。

 

2年次

2年次ヒーリング・デザイン実習A
(空間表現)2012

デザインやアートを通じて、公共や福祉の為に、より快適な空間を作り出す方法や手法について学ぶ
  2年次ヒーリング・デザイン実習B
(デジタル表現)2012

コンピュータを使ったヴィジュアルコミュニケーションを学ぶ

第1課題の「プライベートエキシビジョン」では、2.4㎥の個展ブースを想定した1/10模型を個人制作し、第2課題では「公共のための癒しの空間演出」を6グループに分かれ企画し、教室と廊下の天井を使って実物大で制作、プレゼンテーションしました。

グラフィックデザインの基礎知識から、制作手段であるデジタルワークのスキルを身につけ、印刷メディアを通した情報のコミュニケーションを学習しました。デザインにおける文字の重要性をはじめ、多種のデザイン要素の知識を習得し、演習ではエディトリアルデザインのレイアウトを行っています。最終課題はグループ展 [ 5colors ] のフライヤー制作に取り組み、印刷メディアを介する情報のコミュニケーションデザインを経験しました。

2年次 壁画技法演習
実際の壁画プロジェクトを通し、立案から展示までのプロセスを学ぶ
  2年次 コンピュータ・グラフィックス演習 2012
大型グラフィックスの制作を体験する

がん・感染症センター都立駒込病院緩和ケア病棟の多目的室壁面に設置するヒーリング・アート作品を制作しました。「木漏れ日」をテーマに特注の大型キャンバスにアクリル絵具で彩色して、計3点の作品をグループ制作、2011年11月18日緩和ケア病棟多目的室壁面に設置しました。

手書き素材をコンピュータグラフィックスを用いて加工し、大型作品を制作しました。
また、画像制作のために必要な画像データの特性やソフトウェアの操作方法を学びながら、デジタルによる表現方法について総合的な理解を深め、課題制作を通して実践のための基本的な技法を習得しました。

2年次 絵本制作基礎演習
絵本作りの基礎知識を学ぶ
  2年次 装丁技法演習
平面作品を本という形態に仕立てる技法を体験し、自身で製本する工程を学ぶ

「赤ちゃん絵本」の講義から、楽しさ、良さと条件などを理解し「赤ちゃん絵本」を制作しました。
アイデアスケッチとページ割り立案から絵本のダミー(ラフ)制作、表紙と1見開き以上の原画制作という過程で制作し、最後の講評では自作絵本の読み聞かせをしました。

絵本制作基礎演習で作った絵本のダミーを製本して1冊の絵本に仕上げました。 和綴じの演習から、角背という洋装の本の演習を行い、本の基本的な構造を知り、素材選び、装丁、製本、技術について理解し、最後に自分の絵本を完成しました。

1年次

アート・デザイン表現基礎演習A - CGデザイン 2012
グラフィックデザインの基本を学ぶ
  アート・デザイン表現基礎演習B -絵画 2012
絵画について学ぶ

今までの人生で出会った「ひと」に、感謝の気持ちを贈る為のパッケージデザインをテーマに、各自でコンセプトを設定し、パッケージの制作を行いました。
Illustrator、Photoshopなどのソフトウェアでグラフィクス表現しながら、コンピュータスキルを身につけ、コンピュータを用いたデザインの基礎を学びました。

全ての造形の基本となるデッサンをすることで、デッサンとは何か、モノを観て表現をするとはどういうことなのかを追求します。初めは、小さな画面で少ないモチーフを用いた静物デッサンをし、次の人体デッサンにより、構図、形、質、量、動勢など、二次元表現をする上で必要な観察力と表現力を身につけました。

アート・デザイン表現基礎演習C -工芸 2012
工芸について学ぶ
  アート・デザイン表現基礎演習D -立体 2012
立体について学ぶ

工芸(染・織)の基礎を学び、基本的な知識や技術を習得しながら、人と生活空間を彩る作品制作を行いました。
染めの授業では、自分で実際に身につけて、街を歩く事が嬉しくなるようなデザインと配色を考え、染料と布の特性を活かしたストールの制作をしました。
織りの授業では、身体を覆い縫うもの「包む・巻く・結ぶ・・・」などについて考察し、木枠を使いマフラーやストールを織り上げることで、織りのテクニックを身につけました。

野菜と果物の模刻を通して、立体制作の基礎を学びました。
粘土を使用し、対象となるモチーフを多角的に捉え、基礎的な「ものの見方」「表現力」「造形力」を習得します。
その上で、与えられたテーマから各自コンセプトを設定し、異素材を組み合わせた独自の表現方法を追求しました。

1年次 素材表現演習A (平面) 2012
画材の使用体験から壁画技法を中心に、平面作品表現の新たな発見と創造の方法を学ぶ
  1年次 素材表現演習B (立体) 2012
各種造形素材の性質や制約などの特徴を理解し、ヒーリングアート造形への応用方法を考察する

様々な種類の刷毛や筆、海綿などを使用して、壁画専用のアクリル絵の具で雲の表現、木目の表現、石の表現などを学び、最終課題へ。最終課題は、グループと個人に分かれて制作を行い、個人制作は「sky lesson」(空と雲に各自のモチーフの描写)と「木目応用表現(トロンプロイユ)」(木目の立体表現と各自のモチーフの描写)を、グループ制作は、教室の壁面に「morning 〜朝の目覚め〜」を描きました。

「触れる・香る・心地よい」をテーマに、手で触れて『ここちよい』フォルムとなるよう、アイディアスケッチを練り、粘土によるラフモデルや、スタイロフォームによるスタディモデルでデザインの検討をしました。
デザイン決定後、3種類の木材を組み合わせ削り出すことにより、積層構造による“なごみ”の形を制作しました。

1年次 キャラクター制作基礎演習
キャラクターの役割りを考え、ターゲットの目的に即したキャラクター制作について学ぶ
  1年次 ワークショップ演習 2012
アートアクティビティを使って社会にアプローチする方法と、グループワークによる新しい考え方の創出や発見と、創造の方法を学ぶ

キャラクターの市場調査、使用目的、ターゲットの設定、世界観やストーリーなどの基本計画を立て、オリジナルキャラクターのデザイン制作を行いました。始めにグループ課題でPR目的のキャラクターデザインをし、最終個人課題では商品化目的のキャラクターデザインを行いプレゼンテーションしました。

アートアクティビティーとしてのワークショップを企画し、そのワークショップを学生全員が体験しました。グループを編成し、社会とつながりのあるテーマのインクルーシブアート系と、竹を使ったオリジナルの楽器創作からの提案のユニバーサルアート系のアートアクティビティーの2つを各グループが企画しました。実際にファシリテーターとなってワークショップを実施し、プレワークショップを含め何度も試行錯誤を重ね、意見を出し合いながら新しい考えと創造の方法を深めました。